山林に小学生の息子を遺棄したとして父親が逮捕された事件。警察は遺体が遺棄された可能性がある場所などに父親を立ち会わせ、供述の裏付けを進めています。



 午前9時すぎ、安達優季(あだち・ゆうき)容疑者(37)を乗せた車が南丹警察署を出発しました。安達容疑者は、3月23日から4月13日までの間に、南丹市内の山林などに小学生の息子・結希(ゆき)さん(当時11)の遺体を遺棄した疑いで逮捕されました。

 捜査関係者によりますと、結希さんは3月23日の朝、自宅で朝食をとっている姿を親族が確認していますが、安達容疑者は逮捕前の任意の調べに対し、「学校まで送ったあと南丹市のどこかに連れて行って、首をしめつけて殺しその場に遺棄した」という趣旨の供述をしていたといいます。

 逮捕後、落ち着いた様子で取り調べに応じているという安達容疑者。28日朝、安達容疑者を乗せた車が最初に向かったのは、自宅から約2キロの場所にある「公衆トイレ」です。警察はこの場所に一時、結希さんの遺体が遺棄された可能性があるとして、4月18日、トイレとその周辺で現場検証を行っていました。

 そして、公衆トイレの次に向かったのは、「自宅の裏山」。ここは結希さんの遺体が見つかる前、警察が約60人態勢で大規模な捜索を行った場所です。当時の捜索では大きな手がかりは見つからなかったということですが、この場所も事件に何らかの関係があるとみられています。

 そして、最後に向かったのは…。結希さんの「通学用かばん」が見つかった場所です。結希さんが行方不明になってから6日後、既に何度も捜索が行われた場所で見つかった通学用かばん。
警察は28日、ここにも安達容疑者を立ち会わせました。

 遺体を複数の場所に転々と移動させた疑いがある安達容疑者。警察は供述の裏付けを進めています。

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