「鯛めし」って、尾頭付きの鯛を土鍋で炊き上げる、上級者向けの料理だと思い込んでいました。下処理も難しそうだし、わたしには縁がないメニュー…と思っていたら、料理家・岩﨑啓子さん考案の「鯛めし」はなんと「切り身」で作れるんです。
しかも、味付けは洋風で炊飯器で炊けるって!?

【タラのダシ濃厚♡】切り身のせて炊くだけ「タラの炊き込みご飯」作ってみた♪生臭くない!旨味半端ない!!

家庭雑誌『家の光』発お魚の切り身レシピ♪

農家向けの月刊誌『家の光』は、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介しているJAグループのファミリー・マガジンです。創刊は大正14年(1925年)!100年以上の歴史がある家庭雑誌なんですよ。

本日は、『家の光』2021年5月号の別冊付録「おさかな料理帖」の中で、料理家で管理栄養士の岩﨑啓子さんが紹介していた「洋風タイご飯」を作ります。

一般的に鯛めしは、尾頭付きの鯛をドンと土鍋に入れてお米と炊くスタイルですが、岩﨑さんのレシピは、”切り身”と”炊飯器”で簡単に作れるんですって。鯛も野菜も、加熱してから炊くのがポイント。鯛は焼くことで臭みが抜け、野菜は炒めることで甘味や旨味が引き出されるそうです。

では、作ってみましょう!

切り身と炊飯器でお手軽に♪「洋風タイご飯」の材料と作り方

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
材料


【材料】4人分
米…2合
鯛…2切れ
アスパラガス …4本(80g)※さやいんげんでもOK
玉ねぎ…1/4個(50g)
パプリカ(赤)… 1/4個(50g)※にんじんでもOK
マッシュルーム …5個(100g)※エリンギでもOK
にんにく…1/4かけ
バター…小さじ1+小さじ2
塩…小さじ1/4
こしょう…適量

[A]
酒…大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
塩…小さじ3/4
こしょう…適量

今回は分量を半分にして作ります。鯛は、小ぶりながらも淡白でクセのない味わいが特徴の「チダイ」を使用。

玉ねぎは甘味出しの役割を担うので、必須とのことですが、それ以外の野菜はお好みのものでOK。今回は、アスパラガスの代わりにさやいんげんを使うことに。

バターは有塩バターを使用。

【作り方】
1. アスパラガスはかたい部分を切り落として小口切りに、穂先は縦半分に切ります。


今回はいんげんを使うので、筋を取って、適当な大きさに切りました。

玉ねぎはみじん切り、パプリカは1cmの角切り、マッシュルームはいしづきを落として薄切り、にんにくはみじん切りにします。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
野菜


2. 鯛に、塩小さじ1/4とこしょうを振ります。

3. 米を洗って炊飯器に入れ、[A]を加え、やや控えめに水加減(分量外)します。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


今回は1合分なので、水は炊飯器に表示された「1」のラインのちょっと下くらいにしました。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


4. フライパンにバター小さじ1を溶かし、水気を拭いた鯛を両面焼いて炊飯器に入れます。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
タイ


5. 4のフライパンにバター小さじ2を足し、にんにく、玉ねぎ、パプリカ、マッシュルームを入れ、炒めます。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
野菜


炒めた野菜を炊飯器に入れ、いつもの「炊飯モード」で炊きます。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
タイ


炊飯器なのでほったらかしでOK。楽ちんです。

炊き上がると、こんな感じ。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


バターとにんにくのいい香り♪

ピラフの香りです。


6. 炊き上がったら、アスパラガスを入れ、10分蒸らします。

今回はアスパラガスの代わりにいんげんを使いましたが、10分蒸らすだけでは火が通らなそうだったので、軽く炒めてから入れることにしました。

7. 6から鯛を取り出して骨を取り、粗くほぐして戻し、混ぜ合わせたら出来上がり。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


調理時間は、炊飯時間をのぞいて10分。難しい工程はなく、簡単でした。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


調味料は、バターと酒、少量のしょうゆ、塩、こしょうだけ。鯛のだしが味を決める重要なポイントになりそうです。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


では、食べてみましょう。

いただきます。

【切り身で鯛めし】炊飯器で炊けばOKな「洋風タイご飯」作ってみた!バターとにんにく香るコク旨ピラフ風♪
ご飯


わぉ、コクうま♡

ご飯には、鯛の旨味はもちろん、野菜の甘味もバターのコクも染み込んで、いい味です。

玉ねぎは必須というだけあって、いい仕事ぶり。玉ねぎのおかげで、全体に甘味が行き渡っています。


鯛の臭みはなく、旨味たっぷりで、やわらかくてホックホク。白身魚の上品さが堪能できます。

マッシュルームのコリコリと、いんげんとパプリカのシャキッとした食感がいいアクセントになり、味にも変化をつけてくれて◎。

切り身を使いましたが、大きめにほぐしたので食べ応えがあって、見た目も豪華。結局は尾頭付きの鯛もほぐしてしまうので、切り身でも遜色ありませんよね。

ということで、今回は、鯛の切り身と炊飯器で作れる「洋風タイご飯」を作りました。

土鍋で尾頭付きの鯛を使って鯛めしを作ろうと思うと、失敗するリスクが高そうでちょっと怯みますが、切り身と炊飯器なら、一気にハードルが低くなって、挑戦しやすくなりますよね。バターで炒めた材料を炊飯器に入れて炊くだけなので、がんばらないで作れるところも魅力です。

みなさんも、作ってみてはいかがでしょう♪

岩﨑啓子さん プロフィール料理家、管理栄養士。雑誌や書籍などで、簡単でおいしく、体にやさしい家庭料理を提案。なかでも健康料理、シニア向け料理、冷凍保存や節約料理、作り置きなどで定評がある。著書に『たっぷり作ってずっとおいしい! 野菜おかず作りおき』(新星出版社)、『ホイルでも ! ペーパーでも! 包み焼き』(池田書店)、 『改訂版 冷凍保存節約レシピ』(日本文芸社)など多数。
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