◆アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)アルアハリ1―0町田(25日、サウジアラビア・ジッタ、キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)

 初出場のJ1町田は、延長戦の激闘の末に惜しくもACLE優勝を逃した。決勝で前回大会王者のアルアハリ(サウジアラビア)に1―0で敗れた。

黒田剛監督は悔しさを押し殺し、「今日は圧倒的なアウェーの中、選手たちには精神的なところ、メンタル、そして立ち上がりから相手にのみ込まれないように、選手たちを鼓舞して強いメンタルでスタートした。選手たちはよくやってくれた、我々の戦略を遂行し、無失点でいったのが素晴らしかった」とたたえた。

 勝利への道筋は確かにあった。後半23分、FWテテ・イェンギが相手のDFハウサウィの頭突きを誘い、レッドカードが提示された。以降、アルアハリは10人での戦いを余儀なくされ、退場直後は町田が主導権を握る時間があった。しかし、スコアを動かせず延長に突入すると、延長前半6分にプレミアリーグで長年活躍したFWマフレズのクロスから虎の子の1点を許し、涙をのんだ。

 試合を通じて相手のシュートに対して体を張ったブロックを見せて、黒田監督が掲げる球際の強さ、局面での粘り強さを発揮した。しかし、最後の最後に堅守を崩された。指揮官は「予想していたクロスボールのセカンドボールを拾われての失点ではあったが、その1本のクオリティー、そしてゴールへ向かう相手の集中力がその1点を生み出した」と振り返ると「その1点が本当に近いようで遠い、そういう1点として我々にのしかかってきた印象です」と続けた。

 J1昇格からわずか3年目でアジアの決勝。黒田監督がこだわり続けた「負けないサッカー」は、豊富な資金力を持つ中東勢にも通用することを証明した。「J1昇格からまだ3年目のチャレンジで、このアジアのファイナリストになれたことを誇りに思いますし、またこうして素晴らしいゲームをやってくれたアルアハリのスタッフ、選手たちの皆さんにも感謝と敬意を表したい。

そして、日本でファン・サポーターがパブリックビューイングを通じて応援してくれたり、または現地に足を運び、この圧倒的なアウェーの中でも声を切らさず応援してくれたことに、本当に心から感謝を申し上げたい」。悔しさを糧に、再びアジアの頂点を目指す。

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