タレントの壇蜜が27日、都内で行われた映画『旅立ちのラストダンス』公開記念特別トークショー付先行上映会に登壇。亡き祖母との関係性を語った。


 香港の葬儀業界が舞台となる本作。トークショーでは遺体の保全や修復を行う「遺体衛生保全士(エンバーマー)」の知られざる世界について語った壇蜜だが、遺体衛生保全士のほか、日本舞踊や調理師免許など、さまざまな経歴を持つ。この背景について壇蜜は亡き祖母と交わした会話を明かし、「役に立つことを学びなさい」と手を握りながら伝えられたと語った。

 またそんな祖母とは今でも毎日欠かさず会話をしているという。本作を鑑賞した壇蜜は死との向き合い方として、亡くなった人たちのことをいつまでも覚えていることこそが大切であると再認識したと語り、「私の祖母は亡くなったけど、心の中ではちゃんと生きている」と強調。

 「毎日祖母のためにお線香をあげて、写真に手を合わせるだけでも、毎日ちょっとホッとするんです。だから祖母は一回亡くなったけど、もう一回亡くなることはしていないって。自信がつきます」と笑みを浮かべ「そういう習慣を見直すきっかけになる映画になればなって思いました」と集まった観客に伝えた。

 本作は香港映画界の伝説的喜劇王マイケル・ホイと香港を代表するスタンダップ・コメディアンで俳優のダヨ・ウォンの32年ぶりの共演で話題を呼び、香港映画歴代最高興行収入記録を樹立した。「他者を助けることで自分も救われる」というテーマを掲げ、香港映画では異例となる実際の葬儀場,遺体安置所でのロケを敢行。圧倒的なリアリティの中で、生と死、そして人と人との絆を鮮烈に描き出す。
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