『このミステリーがすごい!』大賞の第21回大賞に輝き、シリーズ累計発行部数が30万部を突破した小西マサテル氏の同名小説をドラマ化。
物語の主人公は、ミステリー好きの小学校教諭・楓(かえで)。楓にミステリーの面白さを教えてくれたのは、元小学校校長で、亡き両親の代わりに自分を育ててくれた大好きな”祖父”。しかし71歳の今、祖父は”レビー小体型認知症”を患っており、その目には時折、現実のものではない不思議な光景が映っているようだった。
そんなある日、孫娘の楓は身の回りで起きた不思議な事件について話したことをきっかけに、祖父の思いがけない変化に気づく。ミステリーの話題になると、祖父はまるで目の前に真相が浮かび上がるかのように、理路整然、あざやかに謎をひも解いていく。ほかの人には見えない世界を目に宿す彼だからこそ、見えてくる物語があるかのように。その姿は、論理を積み重ねて真実を導く“名探偵”そのもの。以来、楓は日々舞い込んでくる日常ミステリーや事件を祖父のもとへ持ち込むようになる。
ともにミステリーマニアである祖父と楓は、まるで物語を紡ぐかのように謎をひも解き、事件関係者たちを救い、彼らの心をほぐしていく。その一方で、楓は祖父の病の進行をひしひしと感じ取っており、相談ごとを持ちかけるたび2人の別れが確実に近づいていることも悟っている。やがて2人は、楓自身に忍び寄る“不気味な影”とも対峙していくことになる。
原作者・小西マサテル氏は、この『名探偵のままでいて』を皮切りに、『名探偵じゃなくても』『名探偵にさよならを』を上梓。
■吉川愛(楓役)コメント
『名探偵のままでいて』というタイトルを目にした瞬間、“主人公の気持ちが題名になっているのかな”、“どういう気持ちでこの子はそう言っているのだろう”という疑問が浮かびました。そのようなイメージから入り原作を読ませていただいたところ、タイトルに込められた思いに納得しました!とてもグッときて…オファーをいただいたことを本当にうれしく思いました。
原作は時間があっという間に過ぎてしまうくらい面白く、切ないけれど、じんわり心が温まるようなお話でした。それが脚本でも大切にされていて、第1話から胸に迫るものがあり、“これは頑張らねば!”とますます気合が入りました。
私が演じる楓は明るく天真らんまんではあるのですが、過去に負った心の傷を抱えている上に、おじいちゃんの認知症が日々少しずつ進んでいくのを目の当たりにしていて…。強いかといわれるとそこまで強くはなく、少し弱い部分もある子です。でも、おじいちゃんの前では気遣って笑顔を作るような、とても心のやさしい女性という印象があります。
ミステリーを楽しんでいただくのはもちろんですが、楓とおじいちゃんの温かい家族の姿、そしてこの2人の運命を見届けてくださるとうれしいです。ぜひ楽しみにしていてください!
■小西マサテル(原作)コメント
ドラマ化にあたり、脚本を拝読した時点で「これは面白くなる!」と確信しました。

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