NHKは4日、再来春(2028年度前期)の第118作目連続テレビ小説が、河合優実主演、宮藤官九郎氏脚本による『ほんのモキチ』に決まったと発表した。

 日本を代表する歌人・斎藤茂吉と妻・斎藤輝子(1895年~1984年)をモデルにした物語。
輝子は、茂吉の妻として、献身的に夫に尽くす…わけでもなく、“悪妻”と呼ばれながらも、ひたすら自分に正直に、自由に生き、晩年には、エベレスト登山をはじめ、世界108か国を旅し、“痛快ばあさん”として名を馳(は)せた。

 「“朝ドラ”史上 の物語」になるという。実在の人物をモデルとしつつ、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは、一部改称してフィクションとして描く。ドラマ上の役名は杜(もり)テル子、杜モ吉となる。原作はない。

 「戦時中ですら互いに決して歩み寄らず、我が道を行く男女の本音のぶつけ合いは、みっともないを通り越して爽快で溜飲(りゅういん)が下がるでしょう。そしてお茶の間の心を解きほぐし、ストレス社会を生き抜くヒントがそこに隠されている…はず?家族のため、夫のためではなく、ただ自分のために生きることが、図らずも周囲を明るく、元気にする…こともある?という現代人へのメッセージでもあります」と予告した。

■物語
東京・青山にある大病院の令嬢、テル子。
病院の跡取りに選ばれ、婿養子としてやってきた山形の神童、モ吉。
理想の夫婦の誕生と思いきや、これが悲劇の始まりだった――。

1895(明治28)年。病院を経営する杜紀一(もり きいち)の家に女児、テル子が生まれる。
紀一は、テル子の婿候補として全国から書生を集め、競わせようと計画。その一人が、山形県金瓶村のモ吉少年(15)だった。中学生のモ吉は、級友の勧めで文学に目覚め、歌人を志す。

その後、東京帝国大学医科大学に進んだモ吉は、紀一のお眼鏡にかない、テル子の婿養子として入籍する。この時、モ吉は23歳、テル子はなんと9歳だった。

やがて病院の一角で、新婚生活を始めた2人だったが、テル子は一切の家事をせず、女中たちにすべてを任せ、長男が誕生しても育児は乳母に任せっきり。見兼ねたモ吉はたびたびテル子を叱責、日々繰り広げられる夫婦喧嘩が、病院中の名物となっていく。
以降も、テル子とモ吉は、関東大震災や、病院の大火事、東京大空襲など激動の人生を共にするが、一向に気が合うことはない。

全くソリの合わない夫婦は、なぜ離婚に至らず40年以上も連れ添ったのか――。

【放送予定】2028年春~  ※NHK ONEで同時・見逃し配信予定
【制作】2027年秋 クランクイン予定
【作】宮藤官九郎
【出演】河合優実
【スタッフ】
制作統括:板垣麻衣子、訓覇圭
プロデューサー:村田有里
演出:井上剛、津田温子 ほか
【制作体制】
NHKとNHKエンタープライズによる共同制作
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