日本代表とワールドカップで戦うオランダには世界的スター選手がいる。
その筆頭が近年世界最高のセンターバックに君臨してきたフィルヒル・ファンダイク。
身長193センチと大柄でフィジカルと技術、キャプテンシーを併せ持つスター選手だ。
そのファンダイクをよく知る日本人選手のひとりが吉田麻也。
元日本代表キャプテンは、サウサンプトン時代にファンダイクとコンビを組んだ経験がある。
その吉田は、interfmの『Treasure in Talk』で、1vs1での守備を語る中でこう話していた。
「1vs1で抜かれてはいけないのは大前提ですね。
結構、ヨーロッパとか南米の選手はボールに飛び込んで、ガチャとボールを奪う選手が多いんですけど。日本の選手はどちらかというと、ボールを見て、飛び込まずに、時間をかけさせて、味方の守りも待つみたいなことが多い。
それは多分、指導法の違いで、日本の場合は、抜かれちゃダメ、失敗しちゃダメって教わっているんですよね。なので、それを第一優先にするんですけど。
ヨーロッパとか南米、特に南米は多いと思うんですけど、奪うことを教えられるので、そこの違いが出ているのかなと。南米とかの足の速い選手は、飛びこんでボールを奪いに来る選手が多くて。特に足の速い選手は、飛び込んで抜かれそうになっても追いつくみたいなのは結構あるので。
そこが身体能力の違いもあって、一概にどっちがいいかっていうのは難しいんですけど。
状況によって全然違うと思います、ただ現代フットボールでは、奪いに行ける選手のほうが重宝される傾向にあるなと。
たぶん、日本でも今は抜かれてないことよりも、奪うトレーニングをする指導者も多くなっているんじゃないかなと思いますけど」
「小さい時、子供の時にボールを獲りに行く練習をしないと大人になって獲りに行けない。
獲りに行ける練習をしていて、獲りに行ける選手が獲りに行かない判断をすることはできるんですけど、獲りに行ったことのない選手が獲りに行くと判断を変えるのは非常に難しいので。特に中高くらいまでは獲りに行く、奪いに行く練習をたくさんするのがお勧めかなと思います。
あとは国だったり、監督が求めるものによって、守備の仕方は多少変わってくるんですけど。
僕はあまり1vs1が得意なタイプではないので、なるべく1vs1の状況に持ち込まれないような守備の準備を心掛けていて。
逆にゲームを読むことは僕は得意なので、そのなかでいい距離感をとっていて、1vs1になる前にインターセプトを狙ったり、相手に食いつきすぎて裏(背後)をとられないようにいいポジショニングをとることを意識していて。
1vs1といっても色々あると思うんですね、クロスからの1vs1、サイドで三笘薫選手のような選手に1vs1を仕掛けられて止めるのもそうだし。
なので、一番大事なのは、自分の得意な守備に相手をおびき寄せること。
一緒にやってたなかだと、ファンダイク選手とかはそういうのがすごい上手でしたね。
自分の苦手なところは牽制をして、得意なところにボールを来させて、ガチャと獲るみたいなのはすごいうまいなぁといつも見ていて思いましたね」
ディフェンダーは自分の長所と短所を分かったうえでプレーすることが重要で、ファンダイクは自分が勝てる局面に相手をおびき寄せるのが抜群にうまかったという。
34歳になったファンダイクが日本戦でどんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。
筆者:井上大輔(編集部)

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