2025年4月13日、台湾メディアTVBSは、中国に145%の高い関税をかけたトランプ米大統領の記念品の大部分が中国製であることが判明したと報じた。

記事は、トランプ大統領が中国への関税を145%に引き上げ、製造業を米国に戻して「米国を再び偉大にする」理念を実現すると発表したことを紹介する一方で、ニューヨーク5番街にそびえ立つ「トランプタワー」内にあるトランプ大統領の記念品店では商品が「中国製」であることを隠すような「工作」が行われているという中国人ネットユーザーの報告を伝えた。

そして、このネットユーザーが店内で帽子やカップ、衣類、フィギュアなどの製品のラベルを確認したところ、生産地の情報が都合よくラベルシールで覆われており、意図的に「中国製」を隠しているように感じたこと、ラベルを剥がして確認しようとしたところ、店員に制止されたことを紹介。また、米国製の商品には生産地が特に大きく目立つよう表示されていることにも気がついたとしている。

トランプタワーの記念品は「中国製」だらけ―台湾メディア
トランプ・タワー

さらに、トランプ大統領の記念品の多くが「中国製」であることは、米国人俳優のウォルト・マスターソンも数年前に店を訪れた際に発見していたと指摘。ネットユーザーからは「トランプ氏は言っていることとやっていることが全然違うではないか」「耳を塞いで鈴を盗むようなもの」「47ドル(約6700円)の帽子なんて誰が買うんだよ」「中国製の安いコストで、米国製の高い値段で売っている」といった批判や疑念のコメントが寄せられていることを伝えた。(編集・翻訳/川尻)

編集部おすすめ