中国では多くの人が「日本人は礼儀正しい」と思っている。最近では日本旅行をした人や日本在住の中国人が、日本人の礼儀正しさをネットを通して紹介することも珍しい。
女性宅を訪問したのは、日本語の教師とクラスの担任教師、さらに通訳を務めた台湾人だった。女性は、3人は喉が渇いているかもしれないと思い、ペットボトル入りのミネラルウオーターを、コップについで出した。どのぐらいつげばよいのか分からなかったので、コップになみなみと注いだという。
すると日本人教師は、コップの水をすぐに飲み干した。女性の分析によると、日本人教師の心の中には相手に対する敬意があり、だからこそ「自分はミネラルウオーターをつがれたことを嫌がっていない」ことを示すために、すぐに飲み干した。女性は「日本人の礼儀は、骨の髄までしみ込んだもの」と評した。
日本在住の中国人の中には、日本人の発想を、日本人も気付かないほど細かく分析しようとする人がいる。分析結果の当否は別にして、彼らが自らとは異なる日本人の振る舞いに注目して、日本人の発想を理解しようと努力していることは間違いない。(翻訳・編集/如月隼人)