2025年5月8日、台湾メディアETtodayは、中国安徽省で中国国産ブランド・五菱の電気自動車(EV)が路上で自然発火する事故が起きたと報じた。
記事によると、安徽省宣城市の路上で6日、五菱のEV「繽果」1台が停車中に自然発火して廃車となった。
持ち主によると、この車は昨年1月に8万元(約160万円)余りで購入したという。防犯カメラの映像では車の左フロント部分から出火したことが確認でき、持ち主は「左前輪上部の電気回路に原因があったのではないか」と話している。現在メーカーが事故車両を回収した上で原因を調べているとのことだ。
「繽果」はA0クラスと呼ばれる軸距2.2~2.3メートル、排気量1000~1300cc相当のコンパクトカーで、リン酸鉄リチウム電池が使われている。電池の容量はグレードによって17.3~37.9キロワット時と異なり、航続距離は203~410キロとなっている。また、「繽果」に搭載される電池は複数の中国ブランドが供給しているという。(編集・翻訳/川尻)