中国各地で7月に厳しい暑さが続いた。そんな中、ウインタースポーツや氷雪観光の面で緯度的に「ゴールデンエリア」に位置する吉林省は、恵まれた山や森林などの「涼しく過ごせる自然資源」を前面に押し出しており、「22度の夏」を体験できるスキー場などは、少しでも涼しく過ごそうとやって来る観光客で大いににぎわいを見せている。

吉林市の松花湖リゾートは8年連続で年間を通して営業を続けている。スキー場がある山は、冬には一面の銀世界が広がっているのに対して、夏には緑に彩られる。早朝にAリフト乗り場の前に行くと、観光客が長蛇の列を作っている。その目的はスキーではなく、木々が青々と茂る山の頂上で雲海や日の出を見ることだ。

吉林省で夏のスキー場が涼を楽しむリゾート地に―中国

吉林省で夏のスキー場が涼を楽しむリゾート地に―中国

スキーリゾートの夏の運営コンセプトは、「山」を武器にして業態を充実させ、魅力を高めることだ。松花湖リゾートは近年、「山の上で花畑鑑賞」「山でキャンプ」「山でトレイルランニング」「山の上で日の出鑑賞」という夏をテーマとした四つのプランを用意し、美しい景色広がる花畑、森林ラン、リフトで観光、キャンプ、熱気球など、山のアクティビティーを20項目以上打ち出した。夏季の営業が始まった4月26日から7月16日までの間に同リゾートを訪れた観光客は前年同期比で約18%増の延べ18万人に達した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

吉林省で夏のスキー場が涼を楽しむリゾート地に―中国

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