中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「中国が日本を10年リードしているものは何か?」との投稿があり、大反響を呼んだ。
この投稿は2000件を超えるコメントが集まるなど大きな注目を集めているが、ほとんどのユーザーが自国を皮肉ったり、ボケたりする回答を残している。
あるユーザーからは「幸福指数(含み笑い)」との意見が出た。中国の国民の幸福指数が毎回、不自然に高く出ることを揶揄(やゆ)している。
また、別のユーザーは「抗日神ドラマ」と回答した。抗日ドラマの中でも現実的にあり得ない描写や時代考証がめちゃくちゃなドラマのことで、多くの中国人がそうした「神ドラマ」を見て留飲を下げていることを皮肉っている。
このほか、「列への割り込み」「道端に痰を吐く人の数」「食品添加物」「貧困」「住宅価格」「勤務時間」「社畜の数」「病人の数」「パクリ」「偽造通貨」「偽造品」「公務員の態度のデカさ」「出生率の減少スピード」「公衆道徳のない広場ダンス」「二酸化炭素排出量と副流煙」「ネット民のうぬぼれ」「面の皮の厚さ」などの意見が並んだ。
中には「人々のマナー、国民の素養、都市の清潔度」とわざとツッコミをもらいにいくユーザーも。また、「水軍」とのコメントもあったが、これは「ネット水軍」のことで、中国で特定の偏った情報を発信して世論誘導を行う人々を差している。
一方で、中には真剣に中国が10年リードしていると思うものとして、「良識」「キャッシュレス決済」「レアアース」「科学技術」「高速鉄道」などを挙げるユーザーもいた。(翻訳・編集/北田)