中国自動車技術研究センターは重慶市内で7月31日、「中国自動車産業競争力評価研究(2025)」と名づけた報告書(以下、報告書)を発表しました。報告書は、中国はスマートコネクティッド新エネルギー車(ICV・NEV)、水素燃料電池自動車、動力用バッテリーなどの分野で、世界をリードする競争力を有していることを示しました。
報告書はさらに、サプライチェーンの6つの重点分野における競争力の水準を詳細に分析しました。その結果、中国の動力用バッテリーの競争力は世界トップレベルであり、電気駆動システム、スマートコックピット、水素燃料電池自動車は世界のトップグループに名を連ねています。
なお、中国自動車産業は世界で最大規模の国内新車市場を擁していますが、産業構造はさらに改善することが求められています。また、研究開発への投資や投資が生み出す成果の効率、海外における特許戦略は一層の強化が必要です。今後は、競争力評価研究を改善し続け、弱点分野での技術開発や産業構造の高度化、グローバル展開におけるサービス体系の整備という三つの方向性に力点が置かれる見通しです。(提供/CRI)