四川省ジャイアントパンダ科学研究院の楊志松(ヤン・ジーソン)副院長はこのほど、「四川省はジャイアントパンダ国家公園建設における中心的存在で、2021年にジャイアントパンダ国家公園が正式に設立されて以降、積極的に取り組み、段階的な成果を挙げている。自然保護や生態保全・回復で多大な成果が挙がっており、絶滅危惧種の保護は新たなステージに突入している。

モニタリングデータによると、重点エリアの野生のパンダの個体数は増加しており、野外での目撃数が年々増加している。喜ばしいことに、パンダの個体群には回復傾向が見られる」と説明した。人民網が伝えた。

楊副院長によると、モニタリング・パトロール体系が日に日に整備され、作成したモニタリング体系構築案は国家林草局の認可を得ており、臥竜ジャイアントパンダ自然保護区や滎経県の三つの情報システムが国家生態系感知プラットフォームに組み込まれている。また、赤外線カメラ約4600台が設置され、106の保護ネットワークと663本の固定調査経路を設置し、年間延べ8万5000人が計10万キロ以上の距離をパトロールし、生態系の動的モニタリングのトータルカバーを実現している。生態系の回復は継続的に強化され、2万2000ヘクタールの生息地が回復し、黄土梁など「生態回廊」の建設が重点的に推進され、ジャイアントパンダの生息地は約1333ヘクタール回復し、雅安エリアにあった1066ヘクタールの鉱山跡地修復はモデルプロジェクトとなった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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