中国水利部によると、中国北西部に位置する青海省北東部、甘粛省中部、寧夏ホイ族自治区北部では、8月3日から大雨に見舞われる恐れがあります。その結果として黄河上流の支流である湟水や大通河などの河川が増水して、豪雨に見舞われている地区の一部の中小河川が洪水警報以上の状態になる可能性があります。
これに対して水利部は、8月3日午前11時に、甘粛省、青海省、寧夏ホイ族自治区を対象に、洪水予防4級対応体制を発動しました。また、この3地区の水利部門および関連流域の管理機構に対して、降雨量の観測を密にし、雨に関する警報を即時発表し、ダムや堤防、工事中の建物の洪水予防措置を着実に実施し、系統的かつ科学的、安全かつ的確に洪水予防体系に役割を果たさせ、堤防の巡視を強化し、河川の増水や大雨による土砂崩れなどへの予防活動にしっかりと取り組み、住民の生命と財産と安全に万全を期すよう指示しました。
水利部はまた、洪水予防活動を指導するために、青海省と寧夏ホイ族自治区にそれぞれ、作業チームを派遣しました。(提供/CRI)