北京市亦荘で11日夜から12日未明にかけて、「2026北京亦荘人型ロボット・ハーフマラソン」の総合テストイベントが行われた。サイズもデザインも異なるさまざまなロボットがコースに登場し、そのスピーディーな走りに観衆から大きな歓声が上がった。
2025年4月、亦荘では世界初の人型ロボット・ハーフマラソンが開催された。20の人型ロボットチームと9000人以上の市民ランナーが21キロメートルのコースを共に走り、それはまるで成功した「ロードショー」のようだった。松延動力は準優勝で注目を集めたことから、大会後1カ月のうちに意向受注台数が2000台を突破し、評価額は大会前の5億元(約115億円)から20億元(約460億円)へと大幅に上昇した。
「2026北京亦荘ハーフマラソン・人型ロボットハーフマラソン」は4月19日に開催される。今大会は規模や技術革新の面で大きな進化を遂げている。
中国電子学会の梁靚(リアン・ジン)副事務局長は、「今年は参加チーム数が昨年の6倍近くに増加し、企業、大学、トレーニングキャンプから100以上のチーム、300台以上のロボットで競い合う。また、コースの難度も上がり、カーブや勾配は昨年よりも急になっている」としている。
ロボットマラソンは単なるスピードの競争ではなく、それ以上にハードウェアとソフトウェアのストレステストとなる。テストイベントでは、コースの走行、流れの調整、設備の連携、緊急時対応などの主要シナリオを全面的にシミュレート。70以上のチームがロボット技術の安定性と信頼性を検証し、「試験課題」は「走行できること」から「速さと安定性を兼ね備えていること」へと進化した。
今年初参戦の「躍進者チーム」はメンバーの多くがロボット工学専攻などの出身で、順調な完走を目標に掲げている。
「天工チーム」の責任者で、北京人型ロボットイノベーションセンターの制御アルゴリズム・シニアエンジニアである趙文(ジャオ・ウェン)氏は、「昨年『天工』ロボットが2時間40分42秒で優勝したのに続き、当センターは今年3チームを出場させる。ロボット『天工』は関節や放熱などのハードウェアがアップグレードされ、自律ナビゲーションなどのソフトウェアも向上したことで、より人間に近い走り方とスピードを実現しており、最終目標は、人間のプロアスリートのレベルに到達することだ」とした。
ロボットの短距離走のスピードはすでに目に見えて向上しており、一部のチームはハーフマラソンの成績が人間のエリート選手のレベルに近づくと予測しているため、今大会の結果が期待されている。
マラソンコースの外でも、ロボット産業は日進月歩で発展している。インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)の報告によると、25年の世界の人型ロボット市場の出荷台数は約1万8000台、売上高は約4億4000万ドルに達し、中国メーカーが主導的地位を占めている。業界関係者によると、26年には業界が「1から10」への重要な転換点を突破し、「10から100」への規模拡大へと進む見込みで、その中核的なテーマは「量産化の実現と商業化の加速」だとしている。
ロボットの産業化の過程において、人間とロボットが共に走るこのマラソンは重要な指標となる。趙氏は「大会を通じて鍛えられたロボットの強力な関節、卓越した知覚・運動制御能力は、産業検査、物流配送、災害救助、高齢者介護・障がい者支援など多くのシーンに応用し、生産や生活へのロボットによる安全で信頼できる貢献を確保することができる」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)











