中国・広東省のテレビ局・広東広播電視台の29日の報道によると、同省広州市の販売業者が「エムバペの広告が入った飲料商品の1日の売上はゼロだった」と発表した。中国のSNS上では疑問の声が上がっている。

サッカーのフランス代表キリアン・エムバペは先日、番組のインタビューで中国建国の父、毛沢東氏について「中国の独裁者」と表現し、中国で炎上。複数の大手企業がエムバペとの広告契約を即日打ち切り、街なかではエムバぺが起用された広告が撤去されたり、布で隠されたりした。中には、エムバぺの広告看板を破壊したり、ユニフォームを燃やしたりする人も現れた。

騒動を受け、エムバペや所属クラブのレアル・マドリード、スペインリーグなどが相次いで中国への謝罪を表明した。なお、中国国内ではエムバぺの発言について「中国に関する不適切な言論」と表現されており、具体的にどのような発言をしたかについて報じられず、ネット上でも検索できない状態になっている。

そうした中、同電視台は「エムバペの発言をめぐる騒動を受け、同選手が広告に起用された飲料について、販売業者から『現在は1日の販売量がゼロ』との声が上がっている。業者は販売を続ける意思はないものの、残った在庫の処分を進めている。消費者からは『この商品はすでに誰も見向きもしなくなっているのではないか』との声も聞かれた」と伝えた。

しかし、中国のネットユーザーからは「いい加減なことを。俺は今日買ったぞ」「俺も買った」「あり得ない。俺は昨日2本買ったからな」「さっき買った私は罪人ですか?」といった声が相次ぎ、「逆にうちの近所では売り切れ状態」「まもなく絶版になるぞ」「明日行って箱買いしよう」「割引してる?してるなら買いだめするわ」といった声が上がった。

また、「ダメージが出るのは罪のない自国人(中国の業者)。

本当に分かってないな」「(商品を)誰も買わないで損するのは中国の業者だろ。エムバペに損失が出るとでも思ってるのか?」「業者の損失をエムバペが後で賠償するかは別問題。とりあえず、買わないことによる損は業者側に出る。エムバペが嫌いなら買ってからラベルを剥がして捨てればいい」「ラベル剥がせば普通に売れるんじゃね?」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/北田)

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