週明け13日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比306.28ポイント(1.18%)安の25587.26ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が64.25ポイント(0.74%)安の8590.79ポイントと反落した。売買代金は1153億4150万香港ドルとなっている(10日前場は1247億4830万香港ドル)。

 投資家心理が悪化する流れ。中東情勢の不透明感が投資家のリスク回避スタンスを強めさせている。米国とイランの和平協議がとん挫する中、トランプ米大統領は12日、米海軍がホルムズ海峡を封鎖する作業を開始すると自身のSNSに投稿した。イラン港湾への船舶出入りを制限し、同国に対する経済的圧力を強める狙い。中国は中東との経済関係が深いため、国内経済に対する悪影響も懸念された。原油高によるインフレ懸念を背景に、米金利の先高観が強まっていることもマイナス材料。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の上昇も警戒された。日本時間早朝の時間外取引で、WTI原油先物は再び100米ドル(1バレル)を突破し、一時105米ドル台を付けている(10日終値は96.57米ドル)。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が4.4%安、火鍋チェーン中国最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が4.0%安、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が3.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、空運が安い。中国東方航空(670/HK)が3.8%、国泰航空(293/HK)が3.1%、中国国際航空(753/HK)が2.4%、中国南方航空(1055/HK)が2.1%ずつ下落した。
 香港不動産セクターもさえない。
新世界発展(17/HK)が4.5%安、信和置業(83/HK)が3.4%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.2%安、新鴻基地産発展(16/HK)が2.7%安で引けた。
 医薬セクターも売られる。英セキ智能(3696/HK)が3.4%安、石薬集団(1093/HK)が2.6%安、中国生物製薬(1177/HK)が2.4%安、四環医薬HD集団(460/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。 
 半面、プリント基板(PCB)生産や半導体設計、フラッシュメモリーの銘柄は物色される。建滔集団(148/HK)が4.1%高、深セン市大族数控科技(3200/HK)が3.7%高、広州広合科技(1989/HK)が2.0%高、瀾起科技(6809/HK)が7.6%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が2.3%高、兆易創新科技集団(3986/HK)が1.7%高と値を上げた。
 本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.17%安の3979.26ポイントで前場の取引を終了した。医薬が安い。食品飲料、インフラ建設、非鉄・産金、運輸、自動車なども売られた。半面、半導体は高い。エネルギー、銀行・証券、不動産も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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