4月29日に行われた日ロ首脳会談後の共同記者会見で、記者の質問に答える安倍晋三首相のとなりでペンを立てて遊ぶロシア・プーチン大統領の様子が中国国内で評判となっている。中国メディア・中国網が3日伝えた。


 同大統領が「ペン遊び」を見せたのは、会見の終盤に記者の質問を受け付けた時間だった。安倍首相が質問に回答する中、イスにややななめに寄りかかって座っていた同大統領が、持っていたペンをテーブルの上に立てて一瞬手を放す動きを見せた。奇しくも、同首相が「北方領土問題」の単語を発した瞬間だった。

 この動きについて中国網は「つまらなさそうな様子で、手元のペンで遊びだした」と伝えた。また、中国国内のネット上で「しゃべっていないに主役を持って行った」などの評価が出たことを併せて紹介した。実際、新浪微博(中国版ツイッター)のあるアカウントユーザーが転載した記事に対して約1万件のコメントが寄せられ、そのほとんどが「いかにもつまらなさそうな表情」や「安倍首相に気まずい思いをさせるアクション」に対する賛辞であった。

 「ペン遊び」の真意については、当人のみぞ知る。しかし多くの中国人ネットユーザーは、動作の中に「日本をもてあそぶ」意味を見出し、大喜びしたようだ。(編集担当:柳川俊之)
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