中国メディア・今日頭条は10日、テレビ東京を「世界で最もクレイジーなテレビ局」と紹介し、その理由を「貧しさ」に求めた文章を掲載した。記事は「数あるテレビ局のなかで、ずっと『全体の雰囲気に染まらない』ことをモットーにしている局がある。それは日本のテレビ東京だ」とした。
そして「日本人は、大きな事件やニュースが発生した時、まず同局の反応を見る。臨時ニュースをやるか、アニメを放送しているかを確認し、後者であれば平静を取り戻すのだ」とし、2013年に東京五輪開催が決定した瞬間に同局だけは通販コーナーでダイヤモンドを紹介し、11年に北朝鮮の金正日氏が死去した際もグルメ番組を続行した……といった例を挙げた。
記事は、同局の歴史は「お金がない」ことで一貫してきたと紹介。しかしその一方で、「勇者ヨシヒコ」や「孤独のグルメ」シリーズなどインパクトのある深夜ドラマや名作と称されるアニメ作品を数多く放送してきたとした。また、お金がないことを逆手に取って自虐路線に走っていることが、現代のSNS時代において強みとなり、他局がマネできないようなアイデアが生み出されるのだと説明している。
さらに、同局の制作するドラマは「人生の百態が描かれ、日本式の人生哲学が映し出されている。誰よりも平凡な日を過ごす一方で、とても面白い経歴を持つ人が登場し、忙しい都会人が温かみを感じる内容である」と評した。
中国のテレビ局は基本的に国や地方政府が運営しており、日本のような民放局は存在しない。中国の人びとは民間放送が充実していること自体に驚きを持つことだろう。そして、わが道をゆく「テレ東クオリティ」には、さらなる感慨を覚えるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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