記事はまず、日本では立ち食いが普通にみられると紹介。日本人の生活は忙しく、ゆっくり食事をする時間がないが、食べ歩きする習慣もないため、立ち食いは日本人の生活に合っていると分析した。しかも、日本における立ち食いの歴史は長く、室町時代からあるのだという。
しかし、室町時代と現代、さらには最近の新しい流れとでは立ち食いの立ち位置も変わってきているようだ。以前は安さが魅力だったが、後に駅の立ち食いそばに代表されるように、時間のない人のために発展し、さらに近年では早くて安いだけではなくなっていると指摘した。今では、立ち食い店はそばに限らず、寿司、天ぷら、さらにはステーキ、焼き肉にまで種類が広がっており、フレンチまで登場したと紹介。日本における立ち食い文化が「ファーストフードから正式な食事」に変わってきたと分析した。これには、おひとりさまの広がりも考えられるという。
理由はさておき、記事の中国人筆者は「立ち食いの一番の良さは健康に良い」ことだと主張。ホワイトカラーのビジネスパーソンは一日中座って仕事をしているため立った方がよく、座り心地の良い椅子に座って食べると食べすぎる傾向があるので、立ち食いだと食事量を抑える作用があると主張。また、店側にとっては椅子が必要なく回転率も上がることから歓迎すべきことだと紹介した。
この習慣は中国でも広まるのだろうか。記事は、香港や台湾では広まっているようだが、もともと飲食業の衛生が問題になっている中国では、広まるには前途多難だと指摘した。さらには、米国と同様食べ歩きの文化のある中国では、そもそも需要があるかどうかも疑問であると伝えた。最近日本では、高級なイメージのあったステーキや寿司も立ち食いを取り入れることで手軽に楽しめるようになってきた。日本の立ち食い文化のさらなる進化に期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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