アトレティコ・マドリードに所属するMFアレックス・バエナが、コパ・デル・レイ(国王杯)決勝を前にした心境を語っている。16日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 カンテラ育ちの“若きエース”としてビジャレアルに君臨したバエナは、昨夏にアトレティコ・マドリードへと加入した。背番号『10』を以て迎え入れられた24歳は、ここまで公式戦38試合に出場し2得点2アシストを記録。ケガによる出遅れもあったが、主力として、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝および国王杯決勝進出に貢献している。

 昨夏に実施された入団会見で、「アトレティコに来たのは、タイトルを獲得するためだ」と口にしたバエナ。その言葉通り、18日に国王杯の決勝戦を控える同選手は、「アトレティコと契約したのは、自分が(ステップアップするための)準備ができていると手応えを覚えていたから。こうしたビッグマッチでプレーし、できるだけ多くの決勝戦を戦いたかった。1年目で初めての決勝戦、すべてが上手くいくといいね」と心境を明かした。

 また、ミッドウィークにはバルセロナとの死闘を制してCLベスト4に駒を進め、“2冠”すらも現実味を帯び出しているなか、バエナは「ここに来るなら、少なくとも1年間はチョロ(ディエゴ・シメオネ監督)と一緒に過ごすことが重要だと感じた。彼は、アトレティコ・マドリードとは何かを教えてくれるからだ。毎年、偉大なことを成し遂げようとするあの感情、情熱。彼がいなければ、この適応プロセスは同じものにはならなかっただろう」とタイトルが懸かる試合に臨めるのは、シメオネ監督のおかげだと語った。

 さらにバエナは、競争力の高さにも言及した。
今冬にアデモラ・ルックマンが加入したほか、アントワーヌ・グリーズマンがトップフォームを維持していることもあり、ここ最近はスタメンから外れることもあるが、「結局のところ、自分が100パーセントの力を発揮できなければ監督が(スタメン)起用しないのは当然のことだし、チームメイトが100パーセントの力を出し切って素晴らしいプレーをしているのなら、スタメンに入るのは難しくなる」としつつ、「今年は適応の年でもある。チームメイト、クラブ、監督、すべてに少しずつ適応していく年だ」と強調。そして、「でもね、ここにいられてとても幸せだよ。アトレティコに来ること以上の正解なんてなかっただろう。役割がどうあれ、常にチームに貢献したい」と述べている。

 最後に、「大切なことは楽しむこと、アトレティコらしい戦いをすることだ。そうすれば、きっとすべて上手くいく」と来る決勝戦を見据えたバエナ。入団会見で、「きっと、1つ、2つ以上のタトゥーを入れることになる」とロヒブランコスでタイトルを掲げる瞬間に思いを馳せていた“新10番”が、これから始まる伝説の最初のページをめくろうとしている。
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