ブンデスリーガ第32節が2日に行われ、バイエルンとハイデンハイムが対戦した。

 ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を4-5で落としたバイエルン。
週明けにホームで逆転を目指すセカンドレグを控えるなか、すでに優勝を決めているリーグ戦ではハイデンハイムをホームで迎え撃った。

 この一戦ではGKマヌエル・ノイアーやエースのハリー・ケインら主力を温存したなか、伊藤洋輝は左サイドバックでスタメン起用となった。

 立ち上がりはバイエルンが押し込むと、レオン・ゴレツカの枠内シュートなどハイデンハイムゴールを脅かしていく。さらに、20分にはセットプレー流れから伊藤が左足ミドルシュートでゴールに迫った。

 ただ、時間の経過とともにアウェイチームに押し返されると、22分には相手セットプレーの二次攻撃からマルノン・ブッシュの浮き球のパスに対して、GKヨナス・ウルビヒが前に出られないと、これをブドゥ・ジヴジヴァーゼに右足で押し込まれた。

 先制を許したバイエルンは以降もなかなかギアが上がらない。すると、31分には右サイドのブッシュが斜めに入れたスルーパスに抜け出したエレン・ディンクチにDFとGKが振り切られてしまい、無人のゴールへシュートを流し込まれた。

 マインツ戦に続いて2点を追う展開となったバイエルン。モチベーションや主力不在の影響もあってか、攻撃に出てもなかなか効果的なプレーを見せられない。それでも、前半終了間際の44分にはボックス手前左の好位置で得たFKの場面でキッカーのゴレツカが壁の上を越す絶妙なシュートを突き刺し、前半のうちに1点を返した。

 0-3で折り返したマインツ戦よりマシな1点ビハインドで後半を迎えたバイエルン。ヴァンサン・コンパニ監督はハーフタイムに4枚替えを敢行し、ケインとルイス・ディアス、ジョシュア・キミッヒ、ミカエル・オリーズと一気に主力を投入した。


 主力登場で後半はホームチームが完全に相手を押し込むと、ケインを起点に揺さぶりをかけながらルイス・ディアスやニコラス・ジャクソンが決定機に絡んでいく。すると57分、オリーズの右CKをゴール前に飛び込んだゴレツカが右ヒザ付近で合わせ、ドッペルパックを達成。早くも同点に追いついた。

 これで完全に流れを掴んだバイエルンは畳みかける攻めを見せる。66分にはボックス手前のキミッヒが鋭いシュートを放つが、これは惜しくも枠に嫌われる。

 この時間帯に逆転まで持っていけなかったバイエルンは徐々に反撃を受けると、76分には自分たちのセットプレーを撥ね返されたロングカウンターからアリヨン・イブラヒモヴィッチのスルーパスで一気に左サイドを突破したジヴジヴァーゼにカットインから見事な右足シュートをファーポストに突き刺され、ドッペルパックを許した。

 これで再び追う展開となったホームチームはヨナタン・ターを下げてアルフォンス・デイヴィスを投入。これで伊藤がセンターバックにポジションを変更した。

 試合終盤にかけては押し込むバイエルン、専守防衛のハイデンハイムという構図で時計が進んでいく。攻めあぐねる状況が続いたホームチームだったが、相手選手の治療の影響で大幅に時間が加えられた後半アディショナルタイムに追いつく。

 90+10分、セットプレー流れからオリーズがボックス内で左足のグラウンダーシュートを放つと、これはGKディアント・ラマイに触られたが、左ポストを叩いたボールがラマイの背中に当たってゴールラインを割った。

 そして、土壇場のオウンゴールで同点に追いついたバイエルンは辛くも今季初の公式戦連敗を回避。
直近3試合連続3失点以上と守備面に不安を残したが、リーグ13戦無敗で週明けのPSGとの大一番へ臨むことになった。

 一方、大金星目前で勝ち点2を逃すことになった最下位のハイデンハイムは入れ替え戦圏内の16位以下が確定した。

【スコア】
バイエルン 3-3 ハイデンハイム

【得点者】
0-1 22分 ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(ハイデンハイム)
0-2 31分 エレン・ディンクチ(ハイデンハイム)
1-2 44分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
2-2 57分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
3-3 90分+10 オウンゴール(バイエルン)


【動画】伊藤の惜しいミドルにゴレツカの芸術FK










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