歌舞伎俳優の尾上左近改め3代目尾上辰之助が3日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた「團菊祭五月大歌舞伎」(27日・千秋楽)に出演した。

 襲名披露演目の昼の部「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」では、荒事の曽我五郎を力強く演じた。

劇中口上は師匠の7代目尾上菊五郎、父の尾上松緑に加えて中村萬壽、中村雀右衛門、8代目尾上菊五郎、市川團十郎も並び、計7人に。辰之助は「一層、芸道に精進していく所存でございます。これからも、ごひいき、ご支援のほど、お願い申し上げます」と決意を述べた。

 7代目菊五郎は「初代の辰之助さんとは非常に仲が良くて、よく学び、よく遊んだ、兄弟同然の間柄でございました。その辰之助の名跡が復活すること、とてもうれしく思います」と祝福。團十郎は自身がかつて、松緑、8代目菊五郎と「平成の三之助」として脚光を浴びたことを引き合いに「年の差はございますが、三之助もよろしくお願いします」と、「令和の三之助」に期待を寄せた。

 辰之助は夜の部「鬼一法眼三略巻 菊畑(きいちほうげんさんりゃくのまき きくばたけ)」、同「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」にも出演する。

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