女優の松本まりかが3日、横浜ランドマークホールで行われた第4回横浜国際映画祭(5日まで)の新人女優オーディションで特別審査員を務めた。

 世界に通用する新人女優を発掘するため、約2000人の応募者から選ばれた20人が最終審査で自己PRと課題演技を披露した。

 審査前に黒のドレス姿で登壇した松本は「15歳からオーディションに落ち続けてきた私が審査員をするなんておこがましい」と恐縮しながらも、「オーディションに受かる女優は数少ない。落ちる子たちが多くいる中で、その子たちの才能や魅力も見てほしい」と、審査する芸能事務所9社をはじめとした観衆に呼びかけた。役者の先輩としては「はみ出してもいいから、自分の表現を自分らしく楽しんで出していってもらえたら」とエールを送り、パフォーマンスを見守った。

 最優秀賞に輝いた酒井希愛(きい)さんらを祝福し「うまくしゃべれないこんな私でも女優として仕事ができています。女優という仕事は本当に面白くて尊いもの。女優になりたいという純粋な思いを持って、ここまで勝ち抜いてきたことに心を打たれました」と感激。「個性を否定しないで伸ばしてもらいたいと心から思う。他者から『あれはダメ、これはダメ』と言われると自信をそがれてしまう」と神妙に語った。

 自身の経験を踏まえ「長く自分が女優として表に出られない期間があった。美談のように言われるが、早くから個性を生かせる作品があったらどれだけいいことか。ピュアな才能の原石の、いいところをピックアップして輝かせてほしい。彼女たちと一緒になって夢を実現させる社会になってほしい」と訴えた。

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