◆米大リーグ ツインズ4―11ブルージェイズ(2日、米ミネソタ州ミネアポリス=ターゲットフィールド)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)が2日(日本時間3日)、敵地・ツインズ戦に「4番・三塁」でフル出場し、2試合連続の本塁打となる8号ソロを放った。2戦3発となるアーチは中堅へ飛距離453フィート(約138メートル)の特大弾だった。

1点を追う8回無死一、二塁では同点の中前適時打を放ち、チームの逆転勝利につなげた。2安打2打点と主軸の役目を果たした。

 敵地で甲高い快音が響き渡った。2点を追う6回1死の3打席目。岡本はカウント1―1から2番手右腕・トパの甘く入った92・4マイル(約148・7キロ)シンカーを振り抜いた。打った瞬間、誰もが本塁打を確信した2戦連発の8号ソロ。「ちゃんと捉えられて良かった。いい形で打てた」と充実感をにじませた。

 バックスクリーン左にある2階観客席へ放った一発の飛距離は、メジャー移籍後自己最長となる453フィート(約138・1メートル)。今季のチーム&日本人最長で、メジャー全体でも今季の8位の特大弾だった。昨季55発を放った大谷ですら、昨季の最長は454フィート(約138・4メートル)。ヒーローインタビューを受けたM・ストローも「今日の本塁打は、これまでに見た中で最も印象的なものの一つ。

あそこまで運ぶのは難しい」と目を丸くした。

 1点を追う8回無死一、二塁では同点の中前打。この回一挙8得点、逆転勝ちに大きく貢献した。6試合連続で4番を任され、直近の4勝は先制打、逆転打、勝ち越し弾、同点打といずれも殊勲打。勝負強さを見せ「チームが勝ったことが一番良かった。勝利に貢献できるように日々頑張っていきたい」とうなずいた。

 メジャーの投手陣に、たった1か月で適応してみせた。開幕から日本の投手よりも速い直球には苦戦せず、3割以上を打っていた。だが直球に近い球速で、手元で小さく動くシンカーには苦戦。この日の試合前の時点でシンカーに対しては打率9分1厘と頭を悩まされてきた。この日はともにシンカーを捉え2安打と適応しつつあるが「どの球も打てるようにしていきたい」と気を引き締め直した。

 1日の試合では3発目と思われた打球が失速してフェンスを越えず。

試合後には「ケサディーヤ(メキシコ料理)を試合前に食べなかったので、食べていたら本塁打になっていたと思う」と冗談とも思えるコメントを残した。現地メディアはこの談話を紹介し、8号を打った後に球団公式SNSは「彼は今日、ケサディーヤを食べたんだと思う」と投稿した。グラウンド内外で岡本が本領を発揮し始めている。

 5月に入ってから2戦3発。開幕からチームの33試合で8本塁打は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、39・3発ペースだ。巨人で4番と主将の重責を担った男が、米国でも勢いに乗ってきた。

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