今の佐藤輝明は、かつての私のチームメートのバースのようだ。3戦連続猛打賞の4安打で、再び打率が4割を超えたのもうなずける素晴らしい打撃をしている。
真ん中から外の球は腕を伸ばして強くたたけるので、8回の右越え8号ソロのように火の出るような当たりになる。もともと低めの変化球を拾うのはうまく、相手バッテリーは投げるところがないほどの状態だ。ポイントがベース寄りになった分、ボール球に手を出すことも少なくなった。
現役時代にクリーンアップを組んだバースに近い無双状態だ。2年連続3冠王の86年にマークした打率3割8分9厘はとてつもないプロ野球記録だが、佐藤は挑戦できるだけの打者に成長してきた。アクシデントさえなければ、2年連続の40本塁打、100打点は堅い。調子の波が小さくなったので、6年目で初の打率3割はもちろんで、3冠王の確率が高まってきた。
試合は6点リードの9回に巨人に4点を返され、8回の一発がなければ分からなかった。4番打者の勝負を決めるダメ押し弾が効いた。近本が骨折して、中野もスタメンから外れる苦しいチーム状況でも、4番の重圧を感じさせないほどの活躍。










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