◆第107回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽準決勝 白樺学園12―3士別翔雲=7回コールド=(21日・エスコン)

 名寄地区から初の甲子園出場を目指した士別翔雲は、昨夏王者の白樺学園に敗れ、23年に続き準決勝で涙をのんだ。

 3試合連続完投中のエース右腕・大橋広翔(3年)が先発マウンドに上がったが、1回に2安打と犠飛で先制点を献上。

3回には6者連続安打を許すなど6点を奪われた。0―8で迎えた5回に1番・森下大翔二塁手(3年)の2点適時二塁打などで3点を返したが、4回終了時点で球数が100球に達した右腕が6回に3四死球と2安打でさらに4点を失い、突き放された。

 6回12失点で高校最後のマウンドの終えた大橋は「もう悔しいしかない。調子が悪い感じは全くしなかったけど、甘く入ったボールを1発で仕留められた。本当に楽しくて、まだ一緒にやりたいというのが率直な気持ちです。(進路は)正直この結果だとプロは難しくなってくる。大学も考えながら、監督さんと話し合いながら決めていきたい」と涙を拭った。

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