◆米大リーグ フィリーズ―レッドソックス(23日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 フィリーズのカイル・シュワバー外野手が23日(日本時間24日)、本拠のレッドソックス戦に「2番・DH」で出場し、初回に2試合連続の34号を放った。リーグトップの大谷翔平(ドジャース)との3本差とした。

  いきなりだった。1回先頭のターナーがヒットで出た無死一塁。シュワバーは右腕ジオリトのカウント2―0からの3球目の外角高めチェンジアップを強振した。打球は28度の角度で右中間スタンドに一直線。打球速度166キロ、飛距離125メートルの一発に地元ファンの大声援を背にダイヤモンドを一周した。

 シュワバーは15日のオールスター戦で史上初めて突入した延長戦の本塁打競争「スイングオフ」にナ・リーグ3人の出場選手に起用。3スイング×3人の合計で争われ、2人目で登場すると全3スイングでスタンドインさせ、ナ・リーグに勝利をもたらし、MVPに選出された。後半戦に入っても6試合で4発目と好調ぶりは続いているようだ。

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