◆米大リーグ ブルージェイズ―ヤンキース(23日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が23日(日本時間24日)、敵地のブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場し、3試合ぶりの37号を放った。ア・リーグ本塁打王争いでトップのローリー(マリナーズ)に再び2本差に迫った。

 1打席目が遊ゴロ、2打席目が空振り三振。連続ノーヒットが14打席となって迎えた6回1死三塁だった。ジャッジに対し6試合連続敬遠だったブルージェイズは先発右腕バシットに勝負させた。しかし、カウント0―1からのシンカーが甘く入ってきた。打球は24度の弾丸ライナーで右中間に。フェンスぎりぎりで最前列に座って手を出したファンに当たってグラウンドに落ちた。審判団レビューの結果、判定はそのままホームランとなった。

 ジャッジは20日ブレーブスとの36号アーチで通算351本塁打。ヤンキースとしてはレンジャーズから移籍したA・ロドリゲスに並ぶ歴代6位タイ(最多はB・ルースの659本)となっており、この日で単独6位に進出した。

 打率は独走しているものの、本塁打2本差、打点はこの日でローリーと並ぶなど一進一退の大接戦。2012年ミゲール・カブレラ(タイガース)以来のシーズン3冠王の可能性は十分に残している。

編集部おすすめ