◆第107回全国高校野球選手権福岡大会▽準々決勝 東筑紫学園9―2北筑(7回コールド)(23日・久留米)

 東筑紫学園が北筑との北九州対決を制して4強入りした。

 3番に入った九木田禅内野手(3年)は3打数2安打2打点。

さらに2四球を選んで、相手の失策でも出塁するなど全打席出塁の大活躍だった。

 初回の第1打席1死三塁のチャンスの場面では「まっすぐを振り抜いた。考えも整理できた」と中前適時打を放つと、さらに投手が変わった直後の3回第2打席1死二塁からは「変わった直後でストライク欲しいんだろうな」と初球を捉えて2度目の中前適時打を放った。

 昨年は2年生ながら4番を務めた九木田。しかし、今年は3番を任されている。「つなぐことを意識するようになった」と考え方が変わったと明かした。この日は適時打だけでなく2四球を選ぶなど、「つなぐ意識」の成果は着実に出ているようだ。

 チームは2004年以来のベスト4。準決勝に勝てば、92年に東筑紫学園と校名を変更してから初の決勝進出となる。「超えてやろうかな」と力強く意気込みつつ「でも1戦1戦かな」と目の前の試合に向き合った。

 準決勝は九州国際大付と対戦する(25日・久留米)。

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