◆JERA セ・リーグ 巨人6X―5阪神(21日・東京ドーム)

 巨人の阿部慎之助監督が7回に同点3ランを放ったリチャードをねぎらった。

 5点ビハインドの7回。

先頭の佐々木が左翼への二塁打を放つと、続く吉川も左前打でチャンスメイク。無死一、三塁とすると増田陸が伊藤将の投じた直球を中前にはじき返す適時打を放った。さらに、続く泉口の打席では一ゴロを一塁の大山が捕球し、本塁へ送球したが捕手の坂本が捕球できず。その間に三走の佐々木が本塁にヘッドスライディングで生還した。

 なお1死一、三塁とすると、阪神は2番手でネルソンが登板。リチャードがカウント2ボール2ストライクから低めの変化球を左中間スタンドへたたき込んだ。豪快な同点3ランに球場からは大歓声が湧いた。

 一挙5得点の猛攻について、指揮官は「やっぱりリチャードのホームランはとても大きかったんじゃないかなと思います」と立役者の名を上げた。値千金の一発を放ったロマン砲は再昇格前の6月12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来のスタメン出場。「なかなかホームランが出ない打線なので、冗談で宝くじが当たったらって言ったけど、ああやって当たったらね、ホームランにできる力を持っているので今日は起用してみたんですけど」と狙いを明かした。

編集部おすすめ