◆JERA セ・リーグ 巨人6X―5阪神(21日・東京ドーム)

 巨人の杉内俊哉投手チーフコーチが投手陣の前半戦の戦いぶりを総括した。

 チームは5点ビハインドの7回に一挙5点を奪う猛攻で追い上げ、サヨナラ勝利。

しかし、先発した井上は5回まで10安打5失点。6月17日の日本ハム戦(東京D)以来の自己ワーストタイの3被弾と打ち込まれた。杉内コーチは「打たれる怖さがあったかな」と指摘した。

 左腕の直球の状態は「まあまあよくもなく悪くもなく」と振り返ったが「ただ、ボールに気持ちが伝わってないなって。あそこに投げなきゃって気持ちが強くなりすぎて、抑えようっていう。打てるもんなら打ってみろって感じのボールじゃなかった」と話した。

 前半戦はエース・戸郷が不調で2軍で調整など想定外の出来事もあったが、若手投手が経験を積んでいる。「打たれる試合ももちろんあるのでね」と前置きしつつも「でも、総合的に考えたらピッチャー陣、頑張ったかなと思います。特に中継ぎ陣ね」と投手陣をたたえた。

 さらに、僅差での登板が増え、中継ぎ陣に負担がかかっていることを懸念し「大勢の登板数が増えてるところある。(中川)コウタの登板数が増えているところがありますから。後半戦ね、もう少し考えながら同点ではいかさないとか、なるべく60試合くらいで納めたいので。

70いっちゃうときついですからね」と先を見据えた。

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