◆第107回全国高校野球選手権群馬大会▽準々決勝 健大高崎10―0利根商=6回コールド(22日・上毛新聞敷島)

 健大高崎が、6回コールドで4強入りを決めた。山田遼太投手(3年)、下重賢慎投手(3年)のリレーで利根商を完封。

今大会の連続無失点を「23イニング」に伸ばした。

 背番号10で今春センバツ4強に貢献した下重は、今大会3試合目にして初めての登板だった。「ほかのピッチャーが全員投げていたので、自分も投げたいという思いで、ずっと練習していました。初登板で少しプレッシャーはありましたが、力まずコースに投げることができました」。6回の1イニングを、わずか5球で3者凡退に切って取った。

 健大高崎は、3試合で6人の投手が登板し、23イニング無失点を続けている。そのうち、今秋ドラフト上位候補に挙がる石垣元気投手(3年)が登板したのは1イニングだけ。驚くべき層の厚さだ。

 「最強の投手陣を目指したいので、投手全員で『無失点にこだわっていこう』と話しています。ピッチャーが点を取られなければ負けませんから」と下重。25日の準決勝でも「0」を並べることができるか注目だ。

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