◆米大リーグ ドジャース―ツインズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースは22日(日本時間23日)、T・スコット投手(31)を左肘炎症のため15日間の負傷者リスト(IL)入りさせたことを発表した。代わって、A・ディアス投手(28)をメジャー再昇格させた。

 スコットは今季、4年7200万ドル(約111億8500万円=契約時のレート)の大型契約で同じナ・リーグ西地区のパドレスから加入。守護神としてこの日までリーグ5位タイの19セーブを挙げている一方、47試合で1勝2敗、防御率4・14とセーブ失敗や打ち込まれる試合も少なくなかった。この日が31歳の誕生日だった。

 前日21日(同22日)の本拠地・ツインズ戦では4点リードの8回途中から登板し、9回のマウンドにも上がったが、1死一、二塁となったところで左手の異変を訴えて降板。ロバーツ監督は「前腕部にチクっとしたような感覚があったと彼は言っていた。明日MRIを受けて、それでより詳しいことが分かるだろう」とし、「我々はすでに何人かの選手を失っており、今まさに選手たちを取り戻そうとしている中で、さらに彼を失うというのはたとえ短期間であっても大きな痛手だ」と話していた。

 代役のディアスは5月末にトレードで獲得した右腕で、メッツの最強守護神、E・ディアスの実弟。投手陣だけで12人がIL入りしている苦しい状況だが、全員の力を合わせて乗り切るしかない。

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