◆第3回2年生大会 最終日 ▽決勝 札幌北広島ボーイズ3-14旭川大雪=5回コールド=(21日・札幌円山球場)
旭川大雪ボーイズが3年連続3度目の優勝を飾った。2年連続同一カードとなった札幌北広島ボーイズとの決勝は、計15安打と打線が爆発し、14―3で5回コールド勝ち。
旭川大雪ボーイズが“兄貴”ゆずりの強さを見せつけた。8点リードの3回2死一、三塁。重盗を仕掛け、三塁走者の二瓶結登(2年)がヘッドスライディングで本塁に生還した。西大條(にしおおえだ)敏志監督(58)は「サインを見逃さず、よくできていた。日頃から3年生を見ているからですかね」と、スタート間もない新チームのそつのなさを評価した。
ゲーム主将に指名された二瓶は「昨年、1年生大会で優勝し、2年生大会でも勝てた。チームのまとまりが出てきた」と胸を張った。8月に全国大会出場を控える3年生はミーティングを頻繁に行う。下級生たちは勝つためのルーチンをまねて、同学年同士で互いに意見をぶつけ合い、意志統一を図っている。
グラウンド内での力量は上級生に及ばないが、新チームの主戦格の神元朔(さくる、2年)は「ベンチでの声掛けとか先輩たちの役割分担を見習っている」と、チーム力向上に余念がない。
〇…札幌北広島は相手の強力打線にのみこまれた。投手陣が制球に苦しみ、初回に打者一巡で5失点するなど流れに乗れず。それでも初回に1点、4回には代打の岡田悠太郎(2年)が右越え適時三塁打を放つなど2点を挙げ、反撃姿勢は失わなかった。2年連続の準Vにも、監督を務めた川西哲也コーチは「ポジティブなチームなので、これからもそこを伸ばしていきたい」と前を向いた。
◇表彰選手 ▽最優秀選手 林三朗(旭川大雪)▽優秀選手 鶴田敦也(旭川大雪)ロバートソン穣(札幌北広島)山田正兼(苫小牧)篠原圭(札幌)
〇…第25回ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会(8月22、23日、宮崎・ひなたサンマリンスタジアムほか)の東日本ブロック選抜に選ばれた札幌豊平・菊地健斗(3年)が19日、栃木・宇都宮で行われた結団式に出席。21日まで強化合宿に参加した。 チームメートとは初対面もすぐに「イケメン」と呼ばれ「人見知りなので緊張したけれど、みんなやさしくて助かりました」と笑顔。20日の練習試合では4回から2番手で登板し2回無失点。得意の一塁けん制で走者を刺すなどアピール。
〇…「第23回日本少年野球東北大会」に出場していた本道代表の札幌手稲ボーイズは2回戦敗退を喫した。20日に宮城・仙台市民球場で行われた川越ボーイズとの1回戦は、林優羽、武内和希、樫野颯佑(いずれも3年)の3投手が継投し、7回まで0点に抑え、延長8回に1―0でサヨナラ勝ち。ダブルヘッダーとなった2回戦は地元の仙台ボーイズに2―5で敗れた。