◆米マイナーリーグ ルイビル―アイオワ(11日、米ケンタッキー州ルイビル=ルイビルスラッガーフィールド)

 タイガースを退団し、カブスとマイナー契約を結んだ3Aアイオワ所属の前田健太投手が23日(日本時間24日)、敵地のルイビル戦に先発し、6回を1安打無失点で降板した。84球投げ5奪三振4与四球。

防御率は6・49となった。

 11日ぶりのマウンドだったが、ベテランらしいピッチングで凡打の山を築いた。3回と6回に走者を2人出したもののタイムリーを許さなかった。

 前田はツインズからFAとなった2023年オフにタイガースと総額2400万ドル(当時のレートで約35億円)の2年契約を結ぶも、昨季3勝7敗でシーズン途中からリリーフに回り、先発復帰を目指した今季もリリーフでスタートし7試合投げ防御率7・88と調子が上がらず、5月1日にDFA通告、いわゆるメジャー契約40人ロースター枠から外され、事実上の戦力外となって、カブスとマイナー契約を結んでいた。

 最近5登板に限るとすべて5回以上投げ、防御率も3・68と調子が上がってきた。カブスはナ・リーグ中地区で2位に後退。最近4試合に26失点と投手陣の不安が感じられてきた。前田の好投が続けば、メジャー昇格の可能性が見えてくる。

 

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