◆第107回全国高校野球選手権 静岡大会 ▽準々決勝 静岡5―0静岡商(24日、ちゅ~るスタジアム清水球場)

 昨夏の準々決勝と同じ顔合わせとなった静岡と静岡商による伝統校対決は、5―0で静岡に軍配が上がった。

 先発した静岡の左腕・鈴木颯真(2年)が初回裏に先頭打者へ安打を許したが、続く打者のバントをノーバウンドで素早くキャッチすると、一塁に送球して併殺に。

その後も得点を許さず、5回を投げ3安打、4三振の好投を見せた。6回に2番手で登板した磯部健士郎投手(3年)が、安打と四球で無死一、二塁のピンチを背負うとエース左腕の吉田遥孔投手(3年)が登板して火消しに成功し、その後も得点を与えず、完封リレーを果たした。

 打線は2回に5番・唐国晃輔左翼手(3年)が先頭で左越え二塁打を放つと、寺田琳太郎右翼手(3年)の中前適時打で先制。続く3回には、押し出し死球で1点を追加した。8回に2点、9回にも1点を追加してダメを押した。

 一方の静岡商は先発した山崎功太投手(3年)が3回0/3を投げ2失点と粘り、4回途中からエース山本敢生投手(3年)が登板。6回を粘り強く3失点(自責1)に抑えたが、昨夏0―2で敗れた静岡へのリベンジはかなわなかった。

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