阪神の先発投手陣が23日に開催した「先発会」の全容が25日、明らかになった。オールスターブレイクを利用し、球宴に出場した村上を除く6選手と中西通訳が参加。

兵庫・神戸市内でステーキをほおばりながら、結束を高めた。26日のDeNA戦(甲子園)に先発する才木は「すごく楽しかったし、いい会」と回想した。

 新外国人・デュプランティエが主催。一度、父と訪れた店に感動し“招集”した。遠征先などで定期的に行われる「中継ぎ会」とは異なり、個々のスケジュールが異なる先発陣の食事会はシーズン中では珍しい。最年長で全額を支払った助っ投は「期間が空いたので、いい機会。球場外で友情を深めあうことは大事」と意義を強調した。12球団断トツのチーム防御率1・99の原動力となっている6人。日頃の奮闘をたたえあうとともに「バントをしっかりやろう、と。ランナーを送って近本、中野に回そうと話しました」と前半戦の反省も忘れなかった。

 後半戦へ向け、一致団結した12球団最強軍団。藤川監督は「6連戦じゃないこともある。

その分、先発ピッチャーが頑張れば」と期待を寄せた。「リズムよく自分の投球を」と才木。絆も強固な先発陣が、充電満タンでリスタートを切る。(直川 響)

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