◆米大リーグ アストロズ3―15アスレチックス(25日、米テキサス州ヒューストン=ダイキンパーク)
アスレチックスの新人ニック・カーツ内野手が25日(日本時間26日)、敵地のアストロズ戦で「2番・DH」に入り、メジャータイ記録となる1試合4本塁打含む6打数6安打8打点の大暴れだ。新人選手での1試合4本塁打は史上初。
22歳のバットが止まらない。1回に左前安打を放つと、2回に右腕ガストから左翼席に20号2ラン。4回に左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。
さらに6回には右腕ヘルナンデスのスプリットを再び左翼席に21号ソロ。8回には右腕オーツから右越え22号ソロ。そして迎えた9回には本来外野手のハンメルのスライダーを左翼席に23号3ラン。左打ちながら4本中3本を逆方向に打ち込んだ。
カーツはウェイクフォレスト大から昨季アスレチックス1巡指名(全体4位)でプロ入り。マイナーをわずか33試合(打率・344、12本塁打)でメジャーに駆け上がり、4月23日メジャーデビュー。5月末に一度負傷者リスト入りしたが、6月9日に復帰し6月に7本塁打、7月はこれで11本塁打、打率4割2分5厘、27打点で月間最優秀選手候補の筆頭で、通算打率も3割5厘にまで上げて新人王候補の筆頭になってきた。
ちなみにア・リーグ西地区首位を走るアストロズ戦では6月に2度サヨナラ本塁打を放ったが、この日を加えわずか6試合で7本塁打含む27打数15安打、15打点と打ちまくっている。