左肘の靱帯(じんたい)損傷で離脱している巨人の岡本和真内野手(29)が26日、屋外での打撃練習を再開した。イースタン・西武戦(Gタウン)の試合前練習に一部参加し、フリー打撃とロングティーで計42スイング。

フリー打撃で右翼ポール際スタンド上段へ特大の飛球を放つなど、順調な調整ぶりを示した。

 岡本らしい豪快なフォロースルーは健在だ。三塁でのノックとティー打撃を終えるとケージへ。打撃投手から広角に打ち分け、右翼フェンス直撃のライナーなど安打性の打球を連発した。気温35度の炎天下に「暑かったー」と汗をぬぐい「思ったより、ちょっと良い打球が何球かあった。当たって良かったなと思います」と手応えを口にした。

 その後は室内へ移動し、約15分間のフリー打撃を敢行。3月に完成したGタウンに初来場し「きれい。裏の打つところとかもすごく充実している。想像よりすごかったです」。毎オフ合同自主トレを行う中村剛や昨季まで同僚だった松原ら西武ナインとも交流し、リラックスした表情も見せた。

 前日25日に室内で本格的な打撃練習を再開。

今後は2軍でのフルメニュー消化などが次のステップとみられ、早ければ8月中旬での1軍復帰も視界に捉えている。主砲が万全な状態でグラウンドに戻る日が、少しずつ近づいてきている。

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