◆イースタン・リーグ DeNA1―3ロッテ(26日・横須賀)

 3季ぶりに日本球界に復帰したDeNA・藤浪晋太郎投手(31)=前3Aタコマ=が26日、イースタン・リーグのロッテ戦(横須賀)で移籍後初登板。1回を5球のみで3者凡退に抑え、最速は156キロを計測した。

 米マイナーでの最後の登板から約1か月半ぶりの試合で、先頭の和田をスプリットで左飛、続く佐藤、谷村は1球ずつで仕留めた。ボール、ストライクゾーンなど日米の違いはあるものの「ゾーンに投げ込めたのでまずは及第点。四隅狙ったところで投げるコントロールもないので。どんどんゾーンで勝負していければ」と前向きに語った。

 23年のバウアー初登板時(2680人)を上回り、2軍で今季最多を更新する3499人の観衆が詰めかけた。開門は30分早まり、午後5時50分には右翼席も開放。日米64勝右腕の登板を皆が待ち望んだ。

 桑原2軍監督は「球威自体は(1軍に)行けます」とコメント。次回は中4、5日程度明けてファームで登板する予定も明かした。登場曲は阪神時代にも使用したMr.Childrenの「終わりなき旅」を選択。横浜の地で再起を目指す右腕の旅は、まだ始まったばかりだ。(太田 和樹)

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