◆JERAセ・リーグ 阪神2―0DeNA(26日・甲子園)

 阪神の佐藤輝が難敵・ケイを打ち砕いた。初回2死一塁、初球を打ち上げたが、DeNA内野陣がお見合い。

マウンド付近に落ちる内野安打で先制点をお膳立てだ。「ラッキー。(次の)大山さんが打ってくれたので良かった」。試合前時点で今季27回1得点と封じられていた左腕に風穴を開けた。

 6回は右越えの26号ソロ。この日はオフの野球教室で交流がある兵庫・西宮市の子どもたちを招待していた。「いいところを見せられた」。リーグトップの本塁打、打点に加え打率もトップの中日・岡林に3厘差と迫る2割8分8厘とし、3冠王も見えてきた。

 オールスター2戦目(横浜)の試合後には、藤川監督主催の食事会に参加。虎の球宴メンバー、スタッフと牛タン料理などに舌鼓を打ち、英気を養った。チームは今季21度目の完封勝ちで、後半戦白星スタート。「こういう試合を積み重ねて優勝に近づいていけるように」。

最短で29日にマジックが点灯する。(直川 響)

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