27日(日本時間28日)に日本人選手として初めて米野球殿堂入り表彰式典に出席するマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が26日(同27日)、ニューヨーク州クーパーズタウンで弓子夫人、今年ともに殿堂入りしたCC・サバシア氏(元ヤンキースなど)、B・ワグナー氏(元アストロズなど)らとパレードに参加。トラックの荷台に乗って沿道の声援を浴びた。
イチロー氏の通算安打数を示す「イチ・メーター」の制作者であるエイミー・フランツさんもシアトルからニューヨーク経由で駆けつけ、「イチロー 51」と日本語のお手製ボードを持つ人もいた。巻き起こった「イチローコール」にイチロー氏が手を振って応える場面もあった。
トラックから降りると、最後は殿堂博物館前に敷かれたレッドカーペットを夫婦で歩いた。弓子夫人は鮮やかなピンクのドレスを身にまとい、イチロー氏は濃紺のセットアップ、自身の「PEACE FOR ALL Tシャツ」(ユニクロ)、白のスニーカーでまとめた。
パレード前には同博物館に近い「クラーク・スポーツセンター」で日米メディアの30分以上にわたるインタビューに応じ、「とにかくもう、(27日の)スピーチのプレッシャーで押しつぶされそうで、えらいことになっています(笑)」などと話していた。