◆第107回全国高校野球選手権静岡大会▽決勝 聖隷クリストファー3―1静岡(28日、草薙球場)

 決勝が行われ、聖隷クリストファーが静岡を3―1で破り、春夏を通じて初の甲子園出場を決めた。

 聖隷は初回に5番・谷口理一(りいち)三塁手(3年)の三塁打で2点を先制。

4回にも1点を追加すると、左腕エース・高部陸(2年)が静岡打線を4安打1点に抑えた。

 昨夏は県大会決勝で掛川西に敗れて準優勝。今春は優勝して第1シードだった。21年秋には東海大会で準優勝しながら、翌年のセンバツでは東海地区2枠の選外になる悲劇も経験。多くの苦難を乗り越え夢をかなえた。

 上村敏正監督(勝利監督インタビューで)「ここ数年、いろんなことがあって、なかなか甲子園に行けなくて、やっとつかめて本当によかったです。初回に2アウトから2点取れたのが大きかった。落ち着いて試合に入ることができて、いい形で試合を運ぶことができました。甲子園への意気込み? そこまで考えてなかったものですから…。甲子園に行って、思い切って生徒たちも頑張ってくれればと思います」

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