◆第107回全国高校野球選手権宮城大会 ▽決勝 仙台育英10-0東北学院榴ケ岡(28日・楽天モバイル)

 11安打10得点と打線がつながり、投げてはエース左腕・吉川をはじめ3投手のゼロ封リレーで2年ぶり31度目の夏の甲子園切符をつかんだ。仙台育英・須江航監督は「10年くらい出られていないんじゃないかと、私も子供たちも思っていた。

一度途切れるとまた始めるのは何事においても難しいこと。よくやってくれた」と選手たちをたたえた。

 22年夏は東北勢初の日本一、23年夏は決勝で慶応(神奈川)に敗れて準優勝。「現状を考えると私たちはそんなに強くない」と分析した指揮官は、「初めての甲子園みたいなもの。表現がおかしいかもしれないが、Tシャツとジーパンで行くくらいのラフな、フラットな気持ちで目の前のことに集中して、一戦必勝で戦えたら」と〝須江節〟で意気込みを示した。

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