◆第107回全国高校野球選手権大阪大会▽決勝 東大阪大柏原6―5大阪桐蔭==延長10回タイブレーク(27日・GOSANDO南港)

 決勝が行われ、大阪桐蔭が延長10回タイブレークの末、東大阪大柏原に敗れた。春夏ともに甲子園出場を逃すのは、2019年以来6年ぶり。

 今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕・森陽樹(3年)が先発も、2回に2死一、二塁を招き、8番の川崎龍輝投手(3年)に適時二塁打を許して2点を先制された。さらに、4回から2番手で登板したプロ注目右腕の中野大虎(3年)も、6回2死一、三塁で連打を浴びて2失点。

 打線は7回に1死満塁を作り、四死球の押し出しで2点を返した。続く1死満塁で畠中健太中堅手(3年)の一ゴロの間に1得点。4番の吉野颯真一塁手(3年)もボテボテのゴロをヘッドスライディングで内野安打とし、同点に追い付いた。

 しかし、タイブレークの延長10回に2失点。打線は同裏に1点を返したが、ここで力尽きた。

 昨秋は決勝で履正社に敗れて大阪2位で同近畿大会出場も、初戦で滋賀学園に敗れてセンバツ出場を逃した。春は履正社にリベンジして優勝。今大会も5年連続の決勝進出と聖地に王手をかけていたが、2011年にも決勝で敗れた東大阪大柏原に屈し、6年ぶりに春夏ともに甲子園出場を逃した。

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