MLBは27日(日本時間28日)に野球発祥の地であるニューヨーク州クーパーズタウンで開催された米国野球殿堂入り表彰式に合わせ、日本人選手、アジア出身選手として史上初の米殿堂入りを果たしたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)の偉業を記念した特別プロジェクト「51 WITNESSES OF GREATNESS」を実施すると発表した。
日本中の野球ファンとイチロー氏を盛大に祝福する同プロジェクトはイチロー氏の象徴ともいえる背番号「51」にちなみ、野球界のみならず、様々な分野で同氏と縁のある51人から祝福メッセージを集めた。
また、イチロー氏の野球人生に深いゆかりのある東京、愛知、兵庫の3都市では、この日から約1週間に渡って寄せられたメッセージをデザインした屋外広告およびデジタル屋外広告を掲出。加えて2001年からMLBでプレーした19年間の軌跡をまとめたシリアルナンバー入り特別号外「MLB SPECIAL EDITION」を合計1万部限定で配布する。イチロー氏の地元の愛知県豊山町にある「空港バッティング」では、日米通算安打数4367本にちなみ、合計4367回分の無料バッティングができるコインを配布。「MLB Japan」は同公式インスタグラムで「MLB SPECIALEDITION」が抽選で10人に当たるSNSキャンペーンをスタートさせるという。
なお、イチロー氏に寄せられたメッセージの一部は以下の通り。
▽王貞治氏
「イチロー君、おめでとう。もう決まってたようなもんだけど、実際に殿堂入りが決まったらやっぱり素晴らしいしうれしいね。素晴らしい野球人生をしているね。僕だけじゃなくてね。多くの野球人が感謝をしていると思います。本当に良かった」
▽松井秀喜氏
「イチローさん アメリカの野球殿堂入り、誠におめでとうございます。
▽D・ジーター氏
「イチローは、何でもできるような選手でした。当時も、今も、彼のような選手はいなく、今後も出てこないのではないでしょうか」
▽M・トラウト氏
「イチローは特別な才能を持った、特別な選手でした。そしてシアトルの街、メジャーリーグベースボール全体にとっても大切な存在だと思っています。おめでとうございます」