◇第29回全国高等学校女子硬式野球選手権大会第7日(27日、つかさグループいちじま球場)

 女子高校野球の全国選手権準決勝が27日、兵庫県丹波市で行われ、岐阜第一(岐阜)と福知山成美(京都)が8月2日に甲子園で行われる決勝に進出した。史上初の3年連続春夏連覇がかかった神戸弘陵(兵庫)は敗退した。

 第1試合は23年の決勝カードと同じ神戸弘陵と岐阜第一が対戦。神戸弘陵のエース・阿部さくらと岐阜第一の2年生・松井澪の対決は両者譲らず0―0のまま延長戦へ。8回、岐阜第一が2死二塁の好機に、毛利瑠花が左中間を破るサヨナラ打。「この打席で絶対決めようと思った。(2年前は準優勝だったので)今年こそ優勝します」と振り返った。8回を3安打無失点と耐えた松井は、「粘れば絶対勝てると思った。3年生と少しでも野球できるよう、全力で頑張ります」と、初優勝に向けて意気込んだ。

 第2試合は履正社(大阪)と福知山成美が対戦。福知山成美は1回、南侑依奈と浮ケ谷千夏の連続適時二塁打で3点、5回にも3点を加えた。履正社は7回に反撃し2点を入れるが、6―2で敗退。春に続く決勝進出はならなかった。

 5年目となる甲子園での決勝は8月2日午後2時半開始予定。

岐阜第一は初の全国大会優勝、福知山成美は11年ぶり2回目の優勝をかけて争われる。

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