◆第107回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽決勝 横浜11-3東海大相模(27日・横浜)
横浜スタジアムが超満員となる中で行われた名門同士の激突は、今春センバツ王者の横浜が3点差を逆転勝ち。2022年以来3年ぶり21度目の夏切符を奪い取った。
横浜は3点ビハインドの4回1死二塁、最速146キロのエース左腕で4番を務めるプロ注目の奥村頼人(3年)が2試合連発となる右越え2ランを放ち、反撃を開始した。
さらに2死二塁のチャンスをつくると、江坂佳史外野手(2年)が右翼線に二塁打を放ち、同点に追いついた。
そして2死二塁、8番の駒橋優樹捕手(3年)が中前適時打で勝ち越し。この回4点で、逆転に成功した。5回にも攻撃の手を緩めず3点を追加し、突き放した。
最終的に11安打11点と打ち勝った。
横浜は準々決勝の平塚学園戦で4点ビハインドを、準決勝の立花学園戦で3点ビハインドを逆転勝ち。3試合連続で逆転白星を飾った。
横浜は2023年夏の決勝は慶応に、2024年夏の決勝は東海大相模に逆転を許し、夏の頂点には届かなかった。「三度目の正直」で、激戦区172チームの頂点に立った。
同校ではエース・松坂大輔を擁した1998年以来の春夏連覇を目指し、夏の聖地でも暴れまくる。